方針発表2
2009.06.25 |Category …研究のこと
研究を始めるにあたって、背景を理解し、必要なデータと作業を具体的にするための発表。
問題点を絞り込んで戦略を練り、「これこれをやればこんなことが分かる」
というところまで持って行くのが理想です。特に4年生は時間が少ないので「なおさら」ですが、
なかなかそううまくはいきませんねぇ。指導教員の力が問われるところ。
先日、H君の発表がありました。
問題点を絞り込んで戦略を練り、「これこれをやればこんなことが分かる」
というところまで持って行くのが理想です。特に4年生は時間が少ないので「なおさら」ですが、
なかなかそううまくはいきませんねぇ。指導教員の力が問われるところ。
先日、H君の発表がありました。
PR
ブームの余波
2009.06.21 |Category …研究のこと
6月中旬に、地球学コースに2人のお客さんがありました。
6/11-13に滞在された、フランス、リヨン高等師範学校のBruno Reynardさん。
蛇紋石の収縮率、レオロジーに関する実験から、これまで不明な点の多かった
蛇紋石の物性を明らかにし、さらに、マントルウェッジにおける蛇紋石の安定領域や、
スロースリップのタイムスケールに対応する応力に関するモデル計算へと発展させた
一連の研究について講演をしてくださいました。
先見性についてはもちろんのこと、単一相の物性測定から、マントル全体を論ずる
展開力に感服いたしました。
6/15-16に滞在された、カナダ、オタワ大学のKeiko Hattoriさん。
大ゼミにて、possibility and opportunityというタイトルで、お話してくださいました。
人生を切り開き進んでいく上で、explore、action、confidence、enthusiasmが大切、とこと。
存在そのものが個性を肯定しているような方です。非常に説得力のあるお話で、
聴講した学生さんたちには、ずいぶん刺激になったようです。
また、翌日の岩石ゼミでは、世界各地の造山帯に産する前弧蛇紋岩に残されている、
スラブ流体の地球化学的痕跡について、お話がありました。


写真は、岩石グループのメンバーでHattoriさんと飲んだときの様子。
とても楽しい時間でした。
6/11-13に滞在された、フランス、リヨン高等師範学校のBruno Reynardさん。
蛇紋石の収縮率、レオロジーに関する実験から、これまで不明な点の多かった
蛇紋石の物性を明らかにし、さらに、マントルウェッジにおける蛇紋石の安定領域や、
スロースリップのタイムスケールに対応する応力に関するモデル計算へと発展させた
一連の研究について講演をしてくださいました。
先見性についてはもちろんのこと、単一相の物性測定から、マントル全体を論ずる
展開力に感服いたしました。
6/15-16に滞在された、カナダ、オタワ大学のKeiko Hattoriさん。
大ゼミにて、possibility and opportunityというタイトルで、お話してくださいました。
人生を切り開き進んでいく上で、explore、action、confidence、enthusiasmが大切、とこと。
存在そのものが個性を肯定しているような方です。非常に説得力のあるお話で、
聴講した学生さんたちには、ずいぶん刺激になったようです。
また、翌日の岩石ゼミでは、世界各地の造山帯に産する前弧蛇紋岩に残されている、
スラブ流体の地球化学的痕跡について、お話がありました。
写真は、岩石グループのメンバーでHattoriさんと飲んだときの様子。
とても楽しい時間でした。
ドラえもん
2009.06.10 |Category …研究のこと
Q. 未解決の問題を3つ選び、それぞれ実証的に解決するプランを提案してください。
自然システム学類の1年生への課題です。難問ですねー。
本格的に学問に臨む前に少し背伸びして考えてみましょう、という実習ですが、
文殊の知恵を記録したノートを見せてもらうと、タケコプター、翻訳こんにゃく、etc.(※)
ワープロが「ドラ」をカタカナ、「えもん」をひらがなへと自動的に変換してくれるくらい
世の中で重要な存在になっているドラちゃん。大学生にとっても大きな位置を占めているようです。
時代を超えて、多くの若者が共有できるような問題を提示した、藤子・F・不二雄さんの想像力はすごい!
というよりも、漫画から問題をひろえるくらい、満たされた社会だってことでしょうね。
多くの人があまり真剣に取り合わないような命題に、真剣に向き合うことができるなら、
案外、科学に向いているかもしれないな。その道は険しいでしょうけれど。
(※)他にも、意識、時間といった哲学的な命題や、環境やエネルギーといった社会的な課題も真剣に話し合われていますので、ご安心ください。
自然システム学類の1年生への課題です。難問ですねー。
本格的に学問に臨む前に少し背伸びして考えてみましょう、という実習ですが、
文殊の知恵を記録したノートを見せてもらうと、タケコプター、翻訳こんにゃく、etc.(※)
ワープロが「ドラ」をカタカナ、「えもん」をひらがなへと自動的に変換してくれるくらい
世の中で重要な存在になっているドラちゃん。大学生にとっても大きな位置を占めているようです。
時代を超えて、多くの若者が共有できるような問題を提示した、藤子・F・不二雄さんの想像力はすごい!
というよりも、漫画から問題をひろえるくらい、満たされた社会だってことでしょうね。
多くの人があまり真剣に取り合わないような命題に、真剣に向き合うことができるなら、
案外、科学に向いているかもしれないな。その道は険しいでしょうけれど。
(※)他にも、意識、時間といった哲学的な命題や、環境やエネルギーといった社会的な課題も真剣に話し合われていますので、ご安心ください。
方針発表1
2009.06.02 |Category …研究のこと
卒業研究を開始するにあたって4年生にセミナー発表を行なってもらいます。
すべての責任を負って聴衆の前に立つ。これまで経験したことのない厳しい状況。
私もこの門を四苦八苦しながらくぐってきました。
今日発表だったNくん、知識&勉強不足を堂々とさらけ出して、なかなかよい発表でした。
無知、誤りを正してもらえる場があることは本当に幸せなことです。
使い慣れない専門用語も少しずつ口に馴染んでくることでしょう。
ところで、A先生のひとことに、私、感じ入ってしまいました。
(学生)「質問がよく分からなかったのですが・・・」
(先生)「君の問題意識がそこにないのであれば、無駄だから繰り返さないよ」
ここで、質問を繰り返して、なぜそこに注目するのかを伝えることもできたと思います。
しかし、そうはされなかった。
そういった教育のための質問ではなく、議論を深めるために説明を求めた、ということが、
この応対ではっきり伝わってきます。この公平さを学生さん達は感じ取れたでしょうか。
すべての責任を負って聴衆の前に立つ。これまで経験したことのない厳しい状況。
私もこの門を四苦八苦しながらくぐってきました。
今日発表だったNくん、知識&勉強不足を堂々とさらけ出して、なかなかよい発表でした。
無知、誤りを正してもらえる場があることは本当に幸せなことです。
使い慣れない専門用語も少しずつ口に馴染んでくることでしょう。
ところで、A先生のひとことに、私、感じ入ってしまいました。
(学生)「質問がよく分からなかったのですが・・・」
(先生)「君の問題意識がそこにないのであれば、無駄だから繰り返さないよ」
ここで、質問を繰り返して、なぜそこに注目するのかを伝えることもできたと思います。
しかし、そうはされなかった。
そういった教育のための質問ではなく、議論を深めるために説明を求めた、ということが、
この応対ではっきり伝わってきます。この公平さを学生さん達は感じ取れたでしょうか。