満足
2012.02.06 |Category …学校
卒論発表会の1日目でした。
いろんな分野の方々が集まる場で発表をするのは本当に難しい。
予備知識がほとんどない人が聞いて説得力のある話にするには
かなり整合性の高い話が求められます。
4年生の1年間でそれを求めるのは、酷かなと思います。
4年生の岡崎がやった研究は内容も結果もかなり重要なものなのですが、
変成岩岩石学の知識のない人に15分で伝えるのは、よほど言葉を
練らねばならず、たぶん私にもできないことです。
そんなテーマに取り組んで、その結果を吟味し、つなぎ合わせて
自分で発表を作った所に価値があると思っています。
鉱物組み合わせから形成条件を語れるだけでもすごいこと。
何より本人に、叫びたいくらいの満足感があるとのこと。
何も言うことはありません。
―――――
教員には、採点というタスクがあります。これも難しい。。。
質問どころではない、なんて言っちゃいけませんな。
いろんな分野の方々が集まる場で発表をするのは本当に難しい。
予備知識がほとんどない人が聞いて説得力のある話にするには
かなり整合性の高い話が求められます。
4年生の1年間でそれを求めるのは、酷かなと思います。
4年生の岡崎がやった研究は内容も結果もかなり重要なものなのですが、
変成岩岩石学の知識のない人に15分で伝えるのは、よほど言葉を
練らねばならず、たぶん私にもできないことです。
そんなテーマに取り組んで、その結果を吟味し、つなぎ合わせて
自分で発表を作った所に価値があると思っています。
鉱物組み合わせから形成条件を語れるだけでもすごいこと。
何より本人に、叫びたいくらいの満足感があるとのこと。
何も言うことはありません。
―――――
教員には、採点というタスクがあります。これも難しい。。。
質問どころではない、なんて言っちゃいけませんな。
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卒論と研修
2012.01.29 |Category …学校
卒業論文発表会を約1週間後に控えた週末、
4年生の一人が研修のために2日ほど金沢を離れています。
聞くところによると宿題まで出ているとのこと。
大学での教育を全否定されたような気になりました。
12月の授業期間の真っただ中に学内で企業説明会が行われ、
卒業の1年以上前から、学業に意識が向かないほどの厳しい
就職活動を強いられ、満足のいく内定がもらえるまで、
下手をすると9月を過ぎてもつづきます。
この状況、誰にとってメリットがあるのか、私には理解できません。
私が世の中を知らなさすぎるせいかもしれませんが。。。。
東京大学が始めるという秋季入学。
しっかりと学びきってから就職活動ができるなら、よいなと思います。
高校と大学、大学と社会、半年くらい間をおいてもよいくらいに
違う世界だと思うのです。
4年生の一人が研修のために2日ほど金沢を離れています。
聞くところによると宿題まで出ているとのこと。
大学での教育を全否定されたような気になりました。
12月の授業期間の真っただ中に学内で企業説明会が行われ、
卒業の1年以上前から、学業に意識が向かないほどの厳しい
就職活動を強いられ、満足のいく内定がもらえるまで、
下手をすると9月を過ぎてもつづきます。
この状況、誰にとってメリットがあるのか、私には理解できません。
私が世の中を知らなさすぎるせいかもしれませんが。。。。
東京大学が始めるという秋季入学。
しっかりと学びきってから就職活動ができるなら、よいなと思います。
高校と大学、大学と社会、半年くらい間をおいてもよいくらいに
違う世界だと思うのです。
守り引き継ぐ
2012.01.22 |Category …未選択
週末にはこどもに付いてお話の会によく参加します。
語りだけで想像力を刺激する。興味を引く。
そのための工夫として、調子をつけて話をされます。
それも、みなさんに共通するあるきまった調子があるのです。
子育ての中で読み聞かせや語りの大切さ、楽しさに気づき、
先駆者のスタイルを学びながら、語りの技術を磨いてこられた方々です。
よいものはよい。個性を出すことに力点を置くのではなく、
ベースにあるお話を大事にして、味わいの部分に個性をのせていく。
そんな感じです。
昔ながらのお話や手遊び歌を生き生きとされる様子を見て、
こういった営みがなければ、伝統は生まれないのだなと気付きました。
こうやって引き継いでいく文化があり、国民性があるからこそ
日本という国に伝統と呼べるような長きに渡る営みが保たれたのですから。
これは、日本の強みではないかと思います。
語りだけで想像力を刺激する。興味を引く。
そのための工夫として、調子をつけて話をされます。
それも、みなさんに共通するあるきまった調子があるのです。
子育ての中で読み聞かせや語りの大切さ、楽しさに気づき、
先駆者のスタイルを学びながら、語りの技術を磨いてこられた方々です。
よいものはよい。個性を出すことに力点を置くのではなく、
ベースにあるお話を大事にして、味わいの部分に個性をのせていく。
そんな感じです。
昔ながらのお話や手遊び歌を生き生きとされる様子を見て、
こういった営みがなければ、伝統は生まれないのだなと気付きました。
こうやって引き継いでいく文化があり、国民性があるからこそ
日本という国に伝統と呼べるような長きに渡る営みが保たれたのですから。
これは、日本の強みではないかと思います。
手を離す?手を離れる?
2012.01.18 |Category …学校
1月も半ばを過ぎました。
今月は修士論文の締め切り。
来月は卒論、修論、それぞれ発表。
3人、それぞれ、私と微妙に距離をとりつつ、集中している様子。
ここに来て、言えることもあまりないのも事実。
あとはアイデアとデータをうまく形にしてくれるよう祈るのみ。
なんとなく落ち着かない気はしますが、これでよいのでしょう。
それぞれの「オリジナル」が出てくるのを待ちましょう。
今月は修士論文の締め切り。
来月は卒論、修論、それぞれ発表。
3人、それぞれ、私と微妙に距離をとりつつ、集中している様子。
ここに来て、言えることもあまりないのも事実。
あとはアイデアとデータをうまく形にしてくれるよう祈るのみ。
なんとなく落ち着かない気はしますが、これでよいのでしょう。
それぞれの「オリジナル」が出てくるのを待ちましょう。
傷
2011.12.10 |Category …研究のこと
AGU Fall Meeting最終日。
ふらりと立ち寄った会場に日本の「地殻流体」グループの方々がおられて
森下さんのコネで懇親会に参加させていただきました。
東北大の中村さん、松澤さんのお隣に座ってお話ししているうちに、
東日本太平洋沖地震の自然と話になっていきました。
東北大学で地震時に起こったこと。
書籍が足元へ流れるようにたまっていったとか、
重心の高い装置が床への固定していたねじを引きはがしてひっくり返ったとか、
耐震工事の施し方で揺れの大きさが違い、被害におおきな差がでたとか。
そんななかでも、地球科学の教室ではけが人が奇跡的に一人も出なかったこと。
ある小学校での避難の様子。わずかな判断が生死を分けたこと。
松澤さんの言葉に地震の専門家としてのはがゆい思いがにじんでいました。
発言する責任のある立場にあって力が及ばなかった、と自責されています。
その一方で、何が起こったかを完全に理解して、新しいプレート境界像を
確立せねば、と強い意志をもって話しておられました。
被災地の方々が受けた衝撃を、初めて直接に聞いて、その傷の深さが
想像の及ばないくらい大きいのだ、とあらためて感じます。
その分だけ、この思い・経験を伝えて、未来に向かっていくのだという
エネルギーが、私たちより格段に強いということも感じます。
横に座って聞いているだけで、熱い思いが私の中にも湧き上がってきました。
何かせねば。
ふらりと立ち寄った会場に日本の「地殻流体」グループの方々がおられて
森下さんのコネで懇親会に参加させていただきました。
東北大の中村さん、松澤さんのお隣に座ってお話ししているうちに、
東日本太平洋沖地震の自然と話になっていきました。
東北大学で地震時に起こったこと。
書籍が足元へ流れるようにたまっていったとか、
重心の高い装置が床への固定していたねじを引きはがしてひっくり返ったとか、
耐震工事の施し方で揺れの大きさが違い、被害におおきな差がでたとか。
そんななかでも、地球科学の教室ではけが人が奇跡的に一人も出なかったこと。
ある小学校での避難の様子。わずかな判断が生死を分けたこと。
松澤さんの言葉に地震の専門家としてのはがゆい思いがにじんでいました。
発言する責任のある立場にあって力が及ばなかった、と自責されています。
その一方で、何が起こったかを完全に理解して、新しいプレート境界像を
確立せねば、と強い意志をもって話しておられました。
被災地の方々が受けた衝撃を、初めて直接に聞いて、その傷の深さが
想像の及ばないくらい大きいのだ、とあらためて感じます。
その分だけ、この思い・経験を伝えて、未来に向かっていくのだという
エネルギーが、私たちより格段に強いということも感じます。
横に座って聞いているだけで、熱い思いが私の中にも湧き上がってきました。
何かせねば。