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石ってすごいね

ある地球科学者のひとりごと。なぞかけ、なぞときの日々。

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原体験

少し前のこと。授業の調べ物からわき道にそれて、
火山岩深成岩コンプレックスの例を検索したところ、
一覧の中に郷土の山の名前がでてきました。

それは、1983年の日本地質学会の講演要旨でした。
「○○山円形岩体:火山と火山岩」という、シンプルなタイトル。
その代表発表者は県外の中学校の先生のようでした。

二番目の方の所属を見ると、こちらは小学校。
ん?・・・! 私の母校ではありませんか。
なんと、私の恩師の研究成果の発表だったのです。


1983年といえば、ちょうど私たちのクラス担任をされていた頃。
絵の楽しみ方、スポーツの合理性、誠実であること、
いろんなことを教わりました。

 「石を磨いていくと光が通るくらいに薄くすることができる。
  石の中を顕微鏡で見ることができるんだよ。」

ホームルームのときの先生のお話に、強く興味を持ったのを憶えています。

 「いつか、そんな凄いもの(※)を作ってみたい。」


25年の時を経て、先生の研究成果に出会うことになるとは。
あんな険しい山をフィールドにされていたのですね。
計らずも、今、私も同じようなことをしております。
これからも、たくさん薄片を作ることになりそうです。

(※)これを「岩石薄片」と呼ぶことを知ったのは、大学3年生になってからのことです。

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