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石ってすごいね

ある地球科学者のひとりごと。なぞかけ、なぞときの日々。

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石の記憶

研究試料をお借りするために名古屋大学へきています。

倉庫に並ぶ棚から目的のもろぶたを探し出し、
中に入っている石をひとつひとつ手にとり、
手元の地質図と照らしながら試料を選別していきます。

岩石の種類、試料の大きさ、切り口、上に積もったほこり、
研究者の営みが、様々な形で残されています。

このルートの試料は小さいな。険しい山道だったからかな。
何度も薄片を作成したものは、研究の鍵になる試料だったのかな。

ふと気付くと、私の想いは産地の四国へ。
山道を覆うヤブ、川の流れ、濡れた沢の石を踏みしめる感触、風。
新緑のフィールドはさぞ美しいことでしょう。

自然の一部である石、地球を形作っている石。
どうやってここまでやってきたのでしょうか。
この一片の岩石にはその記憶が残されているのでしょうか。

手の中の試料に想像力が刺激されます。
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