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石ってすごいね

ある地球科学者のひとりごと。なぞかけ、なぞときの日々。

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中部

地質学会の中部支部会に参加しました。
今年は金沢大学の担当。
白山市役所に併設されている会議スペースで開催されました。
白山に薄雲がかかって見えなかったのは残念でしたがとても素敵な会場でした。

総会に引き続いて、シンポジウム。
防災、減災をにらんだ災害源の解析、地域地質、最新の地帯構造論、
いずれも、私自身はこれまで聞く機会の持てなかったトピックで新鮮でした。

野外実習で地域の地質を紹介する立場にある私にとっては、
詳細かつ包括的なお話は大変勉強になりました。

講演者のみなさんに感謝。
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ブームのきざし?

連合大会のあと、そのまま四国に移動して、
森下さんのお客さんのPeter Kelemenさんを
My field 赤石山系へ案内してきました。

「Big pictureがある」とのことで、どんな話かと思ったらたしかに面白い。
地球を大づかみにするセンスに長けた人だなあと感じました。
超有名人なのですが威張るところはなく、私の石の見立てなどにも敬意を払ってくれました。
地質屋らしい、素朴な感じの方でした。

四国から帰ってきたら、なんと今度はMontpellierの友人から
「東赤石の露頭を見に行きたい!」とのメールが。
こんどは変形構造の観点から。

この秋の地質学会で、東赤石の起源を論じたKeiko Hattoriさん(Ottawa大)の論文が
表彰されるそうです。光栄なことに、私も著者に加えていただいています。

思えば、海外からの最初のお客さんはHattoriさん。
MITからTim GroveさんとChristy Tillさんが来られたこともありました。
そして、Peterさん。人が人を呼んで(?)、来客が増えているのでしょうか。

確かに面白いフィールドで、いろんな側面から研究することができます。
やり残しが多いってことかもしれません。

いずれにしても魅力が伝わるような天然の描写をしていきたいものです。

医薬とラマン

ちかごろ、創薬や医療へ分光学的手法を活用する試みとして
ラマン分析をお手伝いしています。

有機化学は受験生レベル(20年の時の流れも要考慮)、
様々な分子構造の名が飛び交う中、「要望(取り出したい情報)」を
なんとか理解して、分析条件などを選んで測定。

しかし、なかなかうまくいかないものです。
ラマン分析で求められる状態と、見たい物を発現させるためのセットがかみ合わないのです。
どんな試料台を用いるのがよいか。
そんなところから始めています。

分からないまま突っ込んでいくのは、息苦しさのようなものを感じますが、
臨床の視点というのも面白いものです。
と同時に、同じ分析といっても、科学と応用の間には、非常に長い道のりが
あるのだということも、実感しています。

なんとか進展のきっかけをつかみたいものです。

せめて手書きで

ある方のプロジェクト申請のために推薦書を書いていました。

その人の人生を左右するかもしれないと思うと、力が入ります。
もしかすると自分の文書よりも真剣かもしれません。

そして、自分の文書は自分で責任を持ちたい。

かつて、ある先生に2-3行の文を持って行って、
卒業のための文書に記載をお願いしたら、
「これプリントアウトして貼り付けていい?」と聞かれ、
衝撃を受けました。

絶対に同じことはすまい。

そのときに自分に誓ったのでした。

バイロイトに集う日本人

明日は出発日。
大学での最終日も分析やデータ整理など往生際の悪さをさらしています。

BGIには現在、日本人のスタッフが2人います。
そして先日書いたようにもう1人、ラボマネージャーとして着任されます。
ポスドクにも現在1人。もう一人増えるかもしれない、という状況のようです。
国際性豊かな研究所の中で一つのグループを形成しています。

その方々に紹介していただいて、バイロイトの日本人の集まりに
混ぜていただきました。大学生、大学院生、企業の研究者、商社マン、研究員。
いろんな立場、年齢層の方がおられます。
情報交換は重要ですね。最近は住宅事情についてトラブル等があるようです。

海外に来られている方々には独特の雰囲気があるなあと感じます。
オープンであり、かつフラットな視点を持っている人が多い気がします。
観光地ではないバイロイトに滞在する、というフィルターがあるのでしょうか。

先日は、日本をどう良くしていけばいいか、海外においてプレゼンスを示すには、
といった話題で深夜まで盛り上がりました。こういったピュアな話は、
日本(という現実)から離れているからこそなのかもしれませんが、
気持ちをまっすぐ持ち、真剣な仲間が居るということを認識できるだけで
心強い感じがします。

世界各地の居心地の良い飲み屋さんででこんな談義が繰り広げられているのでしょうか。

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