忍者ブログ
Admin§Write

石ってすごいね

ある地球科学者のひとりごと。なぞかけ、なぞときの日々。

HOME ≫ Category 「研究のこと」 ≫ [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


熟成1年半ものの色

250℃のお湯の中で1年半寝かせて熟成させた蛇紋石をお預かりして、
いろいろと分析や実験をさせていただいています。

先日、弱酸性溶液で処理して、不純物を取り除いてみたところ、
ほんのりと緑色を帯びているのに気付きました。

同様に処理した4ヵ月ものは、黄色っぽい褐色。
わずかな違いとはいえ、少しテイストが違うようです。

緑と言えば2価のFeの色。
もしそうだとすると…、と思うとドキドキです。
さすがの1年半。なかなかの味わいです。
PR

年末こそサイエンス

今年最後の金曜日。
ポスドクの田阪さんがミネアポリスから帰国、
金沢を訪れてくれました。

1年前に企画した水に飽和した条件で変形実験に、4月に成功。
歪み量を大きくする試みにも成功し、見事にまとまった成果を
紹介してくださいました。

5月の調査でも見事な剪断帯をみつけていて、
実験と天然の対比もうまくいきそうな気配。
狙いがはまりすぎていて、恐ろしくなりますが、
結果が楽しみです。

仕事納めという方もあると思いますが、
PSG研究室は大晦日まで普段以上に働く予定。
また新しいことが見えてきますように。

メスバウアー@松江

金沢大地球学コースの濵田さんの師匠である島根大の赤坂先生を
濵田さん、4年の清水くんとともに訪問し、メスバウアースペクトルの意味を
教わりつつ、フィッティングに取り組みました。

Feのγ線吸収から配位状態や席の形を読み取れるという、
新しい技術に赤坂先生が取り組み始めたのは博士学生の頃。
自作のプログラムを組んで、技術を自分のものにされたそうです。

科学少年をそのまま大人にしたような科学者らしい方で、
研究者が育ってくるのがわかる気がしました。
あやかりたい。あやかりたい。


学会はしご

今年は地質学会が鹿児島で開かれ、日を空けずに地球化学会が富山で開かれました。
地球化学会は初参加でしたが、地質学会と続けて参加すると雰囲気の違いが感じられて
面白いです。

地球化学のみなさんも海底の泥とか岩石とか、同様のものを扱っているはず
なのに、発表がなんだかエレガント。なんででしょう。
半日参加しただけで刺激たっぷり、満足してしまいました。


・・・すぐに役立たないものが、むだなものとはかぎらない。
むしろ、いつ役に立つかわからないものを追いつづけ、考えつづけるという、
人の、このふしぎな衝動こそ、いつか新しいものをみつける力になるのだろう。
(・・・・・・わたしにとっては、これこそが夢だな。)
そんな思いがうかび、ひとりほほえみながら、シュガは暗い廊下を帰って行った。


           --------上橋菜穂子「夢の守り人」(偕成社)より--------


カレンダー ▽

最新CM ▽

プロフィール ▽


≪ 前のページ |PageTop| 次のページ ≫

※ 忍者ブログ ※ [PR]
 ※
Writer 【No.14】  Design by NUI.T  Powered by NinjaBlog