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石ってすごいね

ある地球科学者のひとりごと。なぞかけ、なぞときの日々。

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帰還

およそ1週間の調査を終えて3年生9人のチームが
無事、金沢へ戻ってきました。

調査地域は、輪島市門前町。
コンビニのないところです。

足で稼ぐとはどういうことか、
実感できたのでは?

いい顔しています。



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待つ日

仕事とは言え、評価を付けるのは教員にとってもつらいものです。
全員授業の内容を理解して合格してほしい、というのが正直な気持ち。
しかし、出すべき物が出ていなければ評価ができません。
真剣に取り組んでいる人たちのために、ぎりぎりまでレポートを待つことにしました。

しかし・・・待てども待てども出てきません。

1時、4時、6時・・・、結局夜7時に最後のレポートが届きました。

他の履修者のことを考えると、早く確定してあげたい。
しかし、今レポートを持ってこちらへ向かっているかと思うと、
最後のボタンが押せない。

学生の皆さん、レポートは早めに出しましょう。
待つ人の気持ちも考えて。

2週間

帰国後2週間が経ち、今日から3週目。

1年の締めくくりの時期。
卒業研究、修士研究の発表会が終わり、
学生部屋には静寂が訪れています。
このコントラストにはいつも寂しさを感じます。

2週間という時間。2ヶ月という時間。
錯綜するさまざまな想いを味わいつつ過ごし、
否応なくおとずれる区切りの力強さに
平伏するしかない私たちの不自由が、
余韻として残っています。

この静寂の中で未来が動き始めています。
1年生、2年生、3年生、それぞれが次なるステップへと。
もちろん、卒業する人たちも。

冬休み

金沢大のEPMA分析の予約状況はドイツからも見れて、
あいつら何やっているかなぁ、なんて見ることができるのです。
その予約表、1日を除いてびっしりと詰まっています。
クリスマスイブだけはみんな忙しいのか見栄を張ってか予約なし。

ひるがえってバイロイト大学。
もう真っ暗です。アジア系の学生、ポスドクが小さな明かりを灯して
研究を続けていますが、ヨーロッパの人はほとんどいません。
これから1月の最初の週までお休みです。
建物の暖房がだんだん弱くなって寒くなるのだそうです。
手が震えて実験なんてとてもできない、なんて冗談も。

きっちり休むヨーロッパの方々。
日本人が集まると「どうしてこれで社会が回っていくかを
卒業研究のテーマにしなよ」なんて話になります。

個々がやるべきことをやっている、というのは感じます。

厳しさと健全さ

ドイツでは小学校4年生くらいで高等教育を受けられるか、
職人のような仕事に就くかといったコース分けがなされるそうです。
ドイツはすばらしい職人育成システムがあることで有名です。
したがって、誇りを持ってそれぞれのコースへ進めるとは思いますが、
とても早いなあという印象を受けます。

大学での単位取得は厳しく、学生たちはものすごく一生懸命に
努力するそうです(どのくらいかは具体的に聞いていませんが)。
成績が悪かったり、単位を落としたりすると深刻な傷がついて、
他大学で受講することもできなくなるそうです。
学生の少なさは選ばれた人たちであることを感じさせます。
(勝ち残るという表現はあまり好きではないので・・・)

BGIのスタッフは様々な形で学部、修士の教育に関わるそうですが、
研究はPhDの学生さんとだけ行うようです。その学生さんは研究費を
払って雇う形になっていて、学生さんがいくつものテーマに従事して
様々なスタッフと連携して仕事を進める形になっています。
(この分業がみごとなんですが、その件については追々・・・)

PhDの学生さんから聞いたウィーンの事情は衝撃的でした。
学科が石油会社へ人材を送り込むことに特化していて、
研究機器の使用も制約があった(例えば2年の修士研究で1週間)のだとか。
25人いる学生の中で石油会社に入れるのはほんの数人で、
課程を修了できたとしても行き場所は自分で探さないといけない。
そこに到達できる学生が30%くらいで、残りはみんなドロップアウト・・・。

みんな厳しい環境で力を付けています。

BGIのシチュエーションはいたって健全に見えます。
クリスマスパーティに家族も集まって技術スタッフやマスターの学生さんも
混じってわいわいやっている様子はいたってリラックスした感じ。
若者:大人の比が金沢とはちょっと違う気がしますが。

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